インプラントとブリッジの選択基準について

インプラントとブリッジとどっちがいいですか?
という質問をよくされます。

実はこの質問に対する答えは非常に難しいのです。

簡単にブリッジの適応症を言ったほうが分かりやすいかもしれません。

1、ブリッジの土台となる歯の歯根がしっかりしている。
2、すでに土台となる歯が削ってある。
3、糖尿病など全身疾患が重症である。
4、見た目を良くしたい。(インプラントでもできますが手術の回数が増える)

あと、インプラントの適応症は

1、両隣の歯が全く削ってない状態である。
2、ブリッジの土台となる予定の歯になんらかの問題がある。
3、欠損している歯の数が多い。

などです。

ケースバイケースで本当にいろんなパターンがありますが
基本的には以上のことを考えていただければ
少しは参考になると思います

→インプラントとブリッジについてはこちらをご覧ください。

2010/05/28

歯を抜かないようにするために

私の医院で歯を抜く原因のトップは間違いなく「歯周病」です。
80-90パーセントあります。

その他の理由は意外かもしれませんが「虫歯」というのは少なくて
歯の神経を取ったあとの治療が不完全だったものや、歯の破折などのほうが多いと思います。

なぜでしょうか?
それは目で見てわからない疾患だからです。
なんらかの症状が出たときは、かなり進行していることが多いのです。

ですから、なにも症状がなくても1年に2回はチェックすることをおすすめいたします。
あと、自分が歯周病の高いリスクをもっているのか、どうなのかを知っておく必要があります。

そういったリスクを客観的に診断するソフトも現在使っております。

 

歯を抜かないようにするためにはこちらをご覧ください。

2010/05/26

インプラントはどのくらいもつのでしょうか?

きょうは30歳半ばの患者様のインプラントにアバットメント(土台)を装着しました。
型取りもしましたので次回かぶせものが入ります。

30歳半ばというと平均的には、あと50年くらいはもってもらわないと困ります。
しかし、インプラントの50年間ものデータというのは存在しません。

よって、若い患者様へのインプラントというのはちょっと考えるところがあります。
かといって他にもっといい治療法があるわけではありませんが。

今できるインプラントを最も長くもたせる方法は毎日のブラッシングは当然のこととして
やはりリコールでのきちんとしたチェックということになると思います。

インプラントと歯茎のすきまから入ってくる細菌のコントロールが最も大切で
次にインプラントにかかる力のコントロールといったところです。

とにかくリコールが最も大切なことだと思って頂きたいと思います。

→インプラントのアフターケアについてはこちらをご覧ください。

2010/05/24

前歯のインプラントの特殊性について

きょうは「前歯」のインプラントについてです。

前歯のインプラントは当然ですが「審美性」が重要になるぶん「臼歯」より
かなり難しく なります。

歯を抜きますと骨と歯茎が必ず部分的になくなってきます。
そのため、その部分にインプラントを入れてしまうと歯が必ず長いものとなってしまいます。

これでは「失敗」です。
よって、骨と歯茎の増大が必要となります。

この2つの増大のために移植をしたりします。
この方法は本当に数多くあり、それぞれの適応症をみきわめる必要があります。

よって、前歯のインプラントと臼歯のインプラントでは治療内容がかなり違ってきます。
前歯のインプラントを予定されている方はそのへんの理解が最も重要です。

よく説明を受けてくださいね。

2010/05/19

歯を簡単に抜いてはいけません

きょうは、抜く歯の基準についてです。

基本的には食事をするのに問題なく噛める歯は抜きません。
当たり前のことですよね。

しかし、問題なく噛めるからその歯に問題がないかというと必ずしもそうではありません。
X線やぺリオテスト、ポケット測定などで診査しますと「もうもたない」と思う歯も多くあります。

そこでおこなうことは「患者様への説明」です。
歯を残すことのメリットとデメリットを理解して頂くのです。
多くの場合「歯を抜きたくない」との返事が返ってくるからです。

歯を抜く抜かないより、その歯への理解が最も重要なこととなります。

もうひとつの基準としては
「ガイドラインで5年以上もつと言われている歯」は抜きません。

あたりまえのことを言っていると思われるかもしれませんが
このようなグレーゾーンの多くの歯が抜かれているのが現実です。

2010/05/17

インプラントで最も大切なこと

 インプラント治療をしようと思っていますが歯医者さんをどうやって選択したらいいのでしょうか。
という質問をよく 耳にします。

症例数でしょうか、値段でしょうか、痛みのないことでしょうか、早くできることでしょうか、
失敗のないことでしょうか、保障期間が長いことでしょうか?

考えればいろいろ出てきて分からなくなってきますよね。

しかし、最も大切なのは「トラブルなく長く使える」ことではないでしょうか。
そのためには絶対に必要なことがあります。

それは「メインテナンス」のシステムがすでに構築されているかどうかです。
そのためには「歯科衛生士」の数がたくさん必要です。

ですから「歯科衛生士」の常勤している数をみればどれだけメインテナンスに力をいれているかがわかります。

それだけのことをみただけでも「歯科医院」の方向性がわかります。

2010/05/14

わたしのインプラントの選択基準

今日は「インプラントの選択」についてお話したいと思います。

現在、日本でのシェアでみると「ノーベルバイオケア」のインプラントがNo1かもしれません。
(ALL ON 4というシステムもあります。)
しかも、ブローネマルク博士の関係から一流ブランドのイメージがあります。

どうせ使うなら一流のインプラントで治療してもらいたいと思うのは当然のことと思います。
しかし、このように一流ブランドのインプラントが必ずしも最も機能的に優れたインプラントとはかぎりません。

という根拠は以前にもブログに書きましたが「ノーベルとストローマンのインプラントを比較したデータ」がすでに出ているからです。
QDIという書物のなかで中村先生たちのグループが日本人でのデータをだしています。

わたしはすでに20年間にわたってストローマンインプラントを使っており(また開発者が同じのSPIインプラントも同様の機能です)その内容を知り尽くしております。
全てにおいて素晴らしいインプラントです。

患者様が長期に渡って使用しても最も問題が少ないインプラントなのです。

2010/05/12

最も痛みの少ないインプラント手術法とは

先日、歯医者の友達と雑談をしていたらインプラントの話になりました。
その内容とは
インプラント手術を怖いと思っている患者様への対応でした。

骨にドリルで穴をあけるなんて聞いてしまうと
怖いと思ってしまうのは当然だと思います。

しかし、骨の組織のなかには痛みを感じる神経組織が少ないため
骨自体はそんなに痛みを感じることはありません。

実は骨よりも痛みを感じるのは「歯茎」のほうです。
ですから歯茎をほとんど触らない「フラップレス」という手術法が最も痛みを感じません。

しかし、この方法は骨を直接目でみることができないため
CT撮影してからコンピューターガイドでの手術となってしまいます。

術前にちょっと時間がかかりますが
「手術後」の痛みはほとんどありません。
また、手術時間も少なくてすみます。

痛みに敏感な方にお勧めです。

このページを読まれた方はこちらのページも合わせてご覧頂くことをお勧めいたします。

2010/05/10

インプラント治療の失敗の原因とは

インプラント治療は誰にでもできる治療なのでしょうか。

答えはNoです。
なぜならインプラント治療は歯科のなかでも「口腔外科」の範疇に入るため
「外科」の一般的な知識と技術が必要になるからです。

外科の基本は解剖の知識です。
実は歯を抜いてしまうと「骨」の形態が著しく変わります。

歯のない骨の形態は
「歯周病」「入れ歯の装着」などにより個人差がかなりあるのです。

また、上顎洞や下顎管の位置も人それぞれかなりの違いがあります。

このように一般的な解剖の知識とそれぞれの個体差を認識していないと
「インプラントの失敗」がおきてしまいます。

「解剖」だけでもたくさんの勉強が必要なのです。

 

2010/05/07

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