骨が少ないときのインプラント治療

最近、インプラントをしている先生からの質問で一番多いのは
「骨」が少ない患者様の治療法についてです。

「骨」が少ないといっても、その「高さ」なのか「幅」なのかによって
大きく治療法が違ってきます。

「幅」ということであればGBRが基本となりますが
その方法にはいくつもの種類があります。

それぞれの症例に応じての適応症がありますので
その知識と技術が絶対的に必要となります。

「高さ」ということになりますと

上顎では「ソケットリフト」を基本として考え
ダメなら「サイナスリフト」を考えます。

難しいのは下顎です。
まず下顎管の位置を3次元的に正確し知る必要があります。
そのためにはヘリカルCT(医科用)での撮影が必須です。

あとコンピューターガイドという方法もありますね。

とにかく術前にすべての診査を行い、その治療法を
選択し決定していきます。

2010/04/30

インプラントや歯の動きが正確にわかります

「ぺリオテスト」という歯の動きを測定する器械を使うようになってから
歯やインプラントに対する診断がより正確に、的確になりました。

以前でしたら見逃していたような小さい動きも分かります。
ですから極小さい問題点を見つけ
初期の段階で治療ができるようになりました。

これは個人的には画期的だと思っております。

なぜなら、他にこのように問題点を「数値」で表わすことができるのは
「ポケット測定」しかなかったからです。

これらの「数値」とX線のデータをみると
本当に、かなり正確な診断ができます。

「正確な診断」というのは医療にとっては
「命」
と同様です。

最も大切なことなのです。

2010/04/28

痛みや腫れの少ない手術法を考えています

きのうは知り合いの江東区の先生が臨床の質問にいらっしゃいました。
そして、紹介して頂いた患者様の経過報告もいっしょにいたしました。

4人の患者様の説明に気がついたら2時間も経っていました。

そのうちの3名はインプラントの患者様でした。
とても、とても治療が難しいので、その治療法にもいくつかの選択肢があり
時間がかかってしまいました。

教科書的な理想の治療というのは、えてして広範囲におよぶ外科処置が伴います。
しかし、ほとんどの患者様はそんなことは望んでいません。

ですから、いかに痛みや腫れを少なくし体への負担をなくしていくかが
大きなテーマとなりました。

手術の時間、範囲、使用する材料、器具、X線、CTの見方、成功率など
多くの要素がからんでくるため、とても複雑です。

当然、患者様のなかには高齢のかたもいらっしゃるので
体にやさしい手術というのは
「避けて通れない重要な要素」
となります。

2010/04/23

インプラントのゴールデンスタンダードとは

現在のインプラントのスタンダードってどのようなインプラントをいうのでしょうか?
よくドクターから聞かれる質問です。

全世界では非常に多くのインプラントが発売されています。
しかし、全部似ているようでそれぞれに特徴があり違いがあります。

それらのインプラントをよく観察してみると
一定の共通点があることがわかります。

まず表面性状です。
「サンドブラスト、エッチング」が主流です。
ただし「HAコーティング」が日本では伸びてきています。

形については
「ルートホーム」といって歯根の形をしているものです。

そしてシステムは
「セルフタップ」です。
セルフタップとは自己ネジきりのことです。
インプラントを入れるときに骨にネジ山を作らなくていいタイプです。

このゴールデンスタンダードをすべて満たしているシステムが
「SPIシステム」です。

私が使用しているインプラントです。

このページを読まれた方はこちらのページも合わせてご覧頂くことをお勧めいたします。

2010/04/21

ショートインプラントについて

最近「ショートインプラント」の評価についての論文を読みました。
ショートインプラントとはインプラントの長さが8mm以下のインプラントのことをいいます。

日本人は顎の骨の大きさが欧米人と比べ明らかに小さいのです。
上の顎では上顎洞があるため、下の顎では下顎管があるために
インプラントで使える骨の高さがかなり制限されてしまいます。

こんなときに6-8mmくらいの長さのインプラントが使えれば
いろいろな他の外科処置をしないでもインプラントが可能になります。

患者様に負担をかけない理想的なインプラントと言えます。

しかし、やみくもに入れればいいというものではありません。
そこには、ちゃんとしたデータがでており、その条件が限られております。

ショートインプラントがいいと分かっていても
「適応症」についての知識がなければ
まったく意味がありません。

インプラントの選択だけでもたいへんなことです。

2010/04/16

最新のHAインプラントの書籍を読みました

先日、インプラントの書籍が新しく出版されました。

その内容とは「HAインプラント」についてのものです。

非常にいい出来です。

いつも私が親しくさせていただいている編集長が担当したもので、読んだあとの感想を聞かれました。

実は「HAインプラント」にはHAの部分が剥がれるとか吸収するとかの理由のない情報が多く聞こえてきていました。

しかし、この書籍によってその迷信がとかれたといってもいいくらいの情報が書かれています。

理由なき偏見はもたないほうがいいことを学びました。

しかし、臨床に導入するかどうかは、まだまだ勉強してからにしたいと思っております。

この書籍を読む機会を与えてくれた編集長に感謝しております。

 

 

2010/04/15

インプラントダメになる最大の原因とは


インプラントがダメになってしまう1番の原因って御存知でしょうか?
実は「負担過重」なんです。
当然、天然の歯でいう歯周病もありますが。

ですからインプラントを入れて終わりになって
お口の中の「噛み合わせ」が変わってきてインプラントに負担がかかってきますと
とても注意が必要になってきます。

根本的にはインプラントの負担が少なくなるような「治療計画」を立てているのですが
5年10年と日にちが経ってくると
予想もしないことが起こったりします。

そのようなことに対しては
「リコール」しか、その対処法はありません。

当然インプラントを入れていない患者様にも言えることです

2010/04/14

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